相談解決事例

社会保険・雇用保険

雇用保険に加入させてもらえなかった、コンビニのアルバイト店員


単身北陸から上京し、ロックバンドのボーカルをしながら、コンビニでアルバイト店員として働く女性から、雇用保険未加入で相談がありました。

女性は、面接時から、髪をかなり明るく染めていましたが、無事採用され、働いてきました。初めてのコンビニ業務のため、なれない仕事でお釣りの金額を間違えてしまうなどあったものの、一生懸命働き続けてきました。また店長も、本人のライブに応援に行くなどしていました。

この店舗は、フランチャイズ本部やオーナーが運営しているのではなく、青果会社が運営を、フランチャイズ本部から任され、行っていました。売り上げがあまり良くないから改善せよと、この店舗の店長に、叱責が飛ぶようになりました。

店長はプレッシャーから、アルバイト従業員に厳しく当たるようになり、相談に来た女性にも同様でした。そんなある日「髪の毛が明るすぎる。バンドを辞めて、髪の色をなんとかするなどしてもらいたい。なんともできないのなら、辞めてもらう。」と告げられました。

そのため運送会社で働きながら、労働組合に加入している友人の紹介で当労組へ相談に訪れました。

組合は、辞める必要は全くないと本人に説明し、団体交渉を行う事にしました。また雇用保険への加入義務があるにも関わらず、加入されていないため、この件も取り上げ、交渉に臨みました。

青果会社本社の会議室で行われた交渉は、お互いの主張がぶつかる場面もありましたが、解雇撤回と雇用保険へ遡っての加入を勝ち取ることができました。また交渉の過程で、この青果会社では、パート従業員がほぼすべて雇用保険へ加入していないことも判明し、そのことも改善させることができました。

雇用について解雇撤回となりましたが、経営側より「コンビニ店の売り上げが良くないため、色々と改善を図っていきたい。本人もバンド活動があるから、髪の毛は変えられないようだ。しかし、雇用は確保したい。」として、青果会社の運営するスーパーの裏方として、同じ労働条件で働き続けるという提案が、組合になされました。

本人もこれを受け入れたため、全面的に解決を図ることができました。