相談解決事例

残業問題

新宿区内にある有名中華料理店での長時間過密サービス残業。あまりに深刻なため、提訴し、解決。


専門学校卒業以来、中華料理一筋で様々なお店で経験を積み重ねてきている、30代の男性調理師から、「気が狂いそうになるぐらいの長時間労働で大変だ。」と相談がありました。男性は、様々な中華料理の専門店を渡り歩き、修行を重ねてきました。現在のお店も技術を習得しようと入店しました。

調理師として有能だった男性は、調理場の責任者の一人に任命されました。しかし同僚も含め、一切の休憩時間もなく、ほぼノンストップで開店から閉店までほぼ立ちっぱなしで働き続けていました。自分の働かせ方が、身体に悪い影響を及ぼしていることもわかりながら、誰に相談していいのかわからず、働き続けていました。

我慢の限界と感じつつ、とある休日、地元墨田区を自転車で通っていたら、墨田労連の労働相談受付中という看板を見て、相談に訪れ、当労組を紹介されたということでした。

タイムカードや調理場に貼りだされていた一日のタイムスケジュールを確認したところ、不払い残業の事実と勤務時間中において休憩が全く与えられていないことが判明しました。男性は、同じようにサービス残業をさせられていたホールスタッフ2名も誘い、3名で請求していくことにしました。しかし、請求金額を計算したところ、合計で一千数百万円の請求になったため、裁判上で請求していくことにし、当労組顧問弁護士の所属する代々木総合法律事務所にお願いをしました。

こちらも証拠を固めて、裁判を行っていったため、最終的にほぼこちらがらの請求内容が認められ、解決を図ることができました。

当労組では、“当事者である組合員さんの意向を一番に尊重する。”ことをモットーにしています。今回団体交渉権や団体行動権(社前宣伝)などを行使しながら、労使交渉(組合と会社との話し合い)で解決する選択肢もありましたが、本人たちと労働組合の自主交渉による解決を図っていく場合に想定されるケースと裁判で争っていく場合に想定されるケースを十分に説明させていただきました。