相談解決事例

残業問題

いくら残業しても、時間外手当は支払われない。テレビ制作会社のスタッフ社員


【本件は労働相談事例です。】

新宿区内にある下請のテレビ番組の映像を編集する会社に勤務する20代後半の女性からです。

すでに6年近区この会社に勤務しているものの、一切残業代が出ないということでした。この会社は、家族経営の小さい会社で、相談者本人含め3名以外全員身内のもので占められているとのことです。そのためなのか、身内ではない3名に仕事が集中することが多く、相談者もいやいやながら、固定給で手取り25万円は保障されているため、仕事は嫌いではないこともあり、働き続けてきました。しかし昼夜関係のない仕事内容で、事務所にひとりで泊まり、深夜まで映像編集をやっていることが多くあったと話します。都内でひとり暮らしをしているため、職を離れることを考えられず、我慢してきたとのことでした。

組合事務所で、給料明細と労働時間から、これまでの月ごとの労働時間から、おおよその月ごとの時間単価を算出してみたら、400円~500円程度であったことがわかりました。残業代を一切払われず、労務管理もされていないため、『働かせ放題』という職場であったため、とんでもない低い賃金で働いていたことがわかりました。

労基法上、過去2年間までしか賃金請求権がありません。(退職金は5年・労基法115条)

組合としては、本人の今後も人生もあることなので、労働審判、労基署、組合の団体交渉とそれぞれの特徴や利点やそうでない点など話し、本人に最後は決めてもらう事にしました。